会長:恒吉 勇男
(宮崎大学)
変革と成長
第59回九州麻酔学会をお世話させていただきます。新型コロナ感染症によりWebでの開催となりましたが、
本大会が会員の皆様にとりまして有益な情報の提供と資格取得のための場としてお役に立てますことを祈念しております。
本学会のテーマを「麻酔科の変革と成長」といたしました。昨今、麻酔科を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。
学会専門医から機構専門医への専門医制度の移管、特定看護師の麻酔業務へのサポート、
大都市圏における麻酔科専門医研修におけるシーリングの創設など、これまでにない新しい取り組みが国家主導で次々に実施されています。
これら諸問題を学会を通して討論し、確固たる信念をもちつつも柔軟に職務を遂行することこそ、
明るい未来に向けたベクトルとなり得ると確信しています。
麻酔科医の関与する業務は、麻酔、ペインクリニック、集中治療、緩和ケア、在宅診療と多岐に及びます。
いずれも将来性のあるニーズの高い診療業務です。これら一つ一つを大切に育み、発展させることにより、
麻酔科医の存在価値はさらに向上することでしょう。
本学会が、このような高い志を持った真摯な麻酔科医の成長の糧となれば幸いです。
多数の会員の皆様の参加を心よりお待ちしています。
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