公益社団法人 日本麻酔科学会
第67回関西支部学術集会

会 期
2021年9月11日(土)
会 場
大阪国際会議場
会 長
藤野 裕士(大阪大学大学院)
第67回関西支部学術集会

会長挨拶

会長:藤野 裕士
(大阪大学大学院)

藤野 裕士(大阪大学大学院)

伝統ある日本麻酔科学会関西支部学術集会会長を拝命致し大変光栄に思います。 麻酔科及び麻酔化学は長い歴史を持ち、その存在は確固たるものではありますが昨今の制度変更により麻酔科側でも適応が求められます。 特に新専門医制度の登場と並行し診療科と都道府県に課せられた専門医登録数制限は、 これまで手をつけられてこなかった医師数偏在に対する初めての試みです。しかしそれぞれの診療科に流入する医師数が大きく変化したため、 これまでのシステムのままでは日常臨床の継続に支障を来すこともあり得ます。 また医師の働き方改革とも関連して特定行為研修を修了した看護師による麻酔業務への参加は、 手術室内での麻酔科医の業務と役割へ大きな影響を及ぼすと思います。 こういった状況は短期的には麻酔科運営にとって脅威であるかもしれませんが、違う観点からは麻酔科のあり方を変えるチャンスと捉えることができます。 言うまでもなく麻酔科の業務は多岐に渡ります。手術室での麻酔業務以外に、疼痛・緩和医療、集中治療といった関連業務があります。 また周産期麻酔のように麻酔科医の業務でありながら十分に麻酔科医によって実施できていなかった領域や、 内視鏡やカテーテル治療中の鎮静における安全管理のような麻酔科医に期待される領域があります。 今回の学術集会では地方会という規模の制限はありますが、 麻酔科医が今後目を向けるべきこういった領域にこれまで以上に焦点を当て会員の先生方と将来の麻酔科のあり方を再考するきっかけとしたいと思います。 専門医上限数は手術患者を元に算出されたものと言われております。算出法の是非はともかく、 学界全体として新領域に目を向けることで専門医数上限の見直しにつながることを念じています。 会員の先生方のご参加を得て熱気のある学術集会としたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

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