会長:堤 保夫
(広島大学病院)
2021年の中国・四国支部第58回学術集会は広島大学大学院麻酔蘇生学の堤保夫が担当させていただきます。
このような機会を与えてくださいました会員の先生方、またサポートをいただいております学会事務局の方々にもお礼申し上げます。
当初は交通の便も考え再開発が活発な広島駅近、広島コンベンションホールにて開催を予定しておりましたが、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い完全WEB開催となりました。
支部学術集会のWEB開催は初めてのことであり、まだ検討中の事案も多くありますが、全支部閲覧が可能な統一開催となるため、
講演・セミナーでは中国・四国支部の先生方を中心にプログラムを準備しております。
年次学術集会とは違って、特に支部学術集会では症例報告など若手麻酔科医や研修医の発表の場となることが多いと思います。
それぞれの施設の先生方には発表の指導に加え、WEBといった不慣れな場ですが、
学術集会に参加していただき活発な議論で盛り上げていただければと思います。
今後の麻酔科学の将来を担う先生方に対し「未来につなぐ」、芽を育む支部集会を目指したいと思います。
広島大学による支部学術集会は2011年以来のことになりますから、10年が経過することになります。
広島にお越しいただけないのは残念でなりませんが、発表や講演が一日にぎっしりと詰まった普段の支部学術集会とは違い、
今回は全支部閲覧が可能で配信期間も約1か月と十分にあり、ご自宅からも繰り返し視聴できる点などWEB開催の利点も盛りだくさんです。
過去半世紀、麻酔科を取り巻く環境は大きく様変わりし、この10年でもビデオ喉頭鏡、新しい吸入麻酔薬・静脈麻酔薬など、
今後も麻酔科学関連領域はますます発展が期待されることと思います。
「麻酔と蘇生」からスタートした先達の偉業や英知に敬意を払い、さらなる将来の展望につなげていくことを祈念して、
WEB上でお会いできることを楽しみにしております。
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